令和3年5月13日(木)5時15分からYouTubeおはよう倫理塾が開催されました。
日高二香会長の挨拶では、「沖縄中部では、今月『ほめほめプロジェクト』を行っています。ただひたすら周りの人を褒めまくるというとても楽しいプロジェクトです。あまりよく知らない相手を褒めるのはとても難しいですが、今日の日めくりカレンダーに『人間関係は知ることから始まる』と書かれています。相手を知ると、こういう面を持っているのか、意外といいところあるのだなあという相手の意外性を見つけることができます。私たちは日々いろいろな苦難や困ったことに出会います。それを解決する最初の一歩がこの人間関係を知ることから始まると思います」と述べました。
家庭倫理の会南城市玉城支部の照屋優子さんによる実践報告
平成14年に入会してほとんど活動していなかったが、N さんから「お弁当作りのない土日だけでも来てみたら」の一言がきっかけで平成26年からおはよう倫理塾に通うようになりました。おはよう倫理塾のことを話すと主人は熱心に聞いてくれました。
我が家に苦難はないと思っていましたが、2ヶ月が過ぎた頃、主人から借金があると打ち明けられました。以前、講師が「責めてはいけません。責めからは何も始まりません」と話されていました。その場はそうだよねと思っていましたがやはり責めてしまいます。そんな中、息子が私に「責めてはいけません」と言ったことにびっくりしたことをはっきりと覚えています。
「辛いのはお父さんだよ」と言って、皆で頑張れば返せると冷静です。
その後、主人のことで生活倫理相談を受けました。「あなたはご主人に対して無関心すぎます。愛の反対は無関心ですよ。借金はあなたが作ったようなもの」意外な答えに戸惑いました。明日から毎日遅刻しないでおはよう倫理塾に通う実践をするように言われ、3時に起床する決心をしました。おはよう倫理塾に通っているうちに夫の行動の原因は自分の傲慢、わがままにあったことに気づき、夫に対して今までの接し方を反省しました。それ以外にもいろんなことが走馬灯のように思い出しました。息子の幼稚園の卒園アルバムは、手で服を掴み、噛んでいる写真ばかりです。
今思うと主人も息子も赤信号を出しているのに私には届かずにいました。そんな息子も娘も高校大学と主人の母には大変お世話になりました。学校が実家の近くにあり授業が終わると実家で夕食を済ませ主人が迎える毎日でした。約9年間両親の優しさに甘えてきました。そういう両親に育てられた主人は根が穏やかな優しい人です。苦難には意味があり「本物の家族になりなさい」と大自然からのメッセージだと今は理解でき苦難に対してありがたくも思います。3時に起床し火の神様へ感謝の挨拶、洗濯・アイロン・掃除と実践をしてきました。今は息子のお弁当作りの時間にしています。
息子は一昨年倫理研究所が主催する砂漠緑化青年隊に参加し大きく変わったように思います。目標としていた教師になる夢も、3度目の挑戦で合格し高校教師として歩み始めました。娘も県外に就職しています。主人は新聞配達を終えて仕事に出勤します。早起きをすることで気持ちが前向きになり、釣りをしたい、尚巴志マラソンに参加したいと夢を持つようになりました。おはよう倫理塾に通うことでたくさんのことを気づかせていただき、両親や周りの方に支えられて今があると思うと感謝でいっぱいです。その感謝を忘れずにこれからも純粋倫理の学びを多くの方に伝えてきます。
山城玲子講師による講話
優子さんがおはよう倫理塾に通って心が柔らかくなったので、ご主人は借金があることを話されたと思います。しかし、優子さんは責めてしまった。「お父さんが一番辛いのだよ。大丈夫、このぐらいは皆で頑張れば返せる」と言ってくれた素晴らしい長男さんに感謝してください。ご主人は、優子さんに借金があることを言えたことでほっとされたと思います。
純粋倫理を学ぶ目的は、素直な心を持ち続けることです。幼児のような素直な心、ふんわりとやわらかで何のこだわりもなく澄み切った心を持ち続けること。素直な心は無心です。明るい心にも置き換えられます。明るい心は愛と感謝に満ちた心です。
私は、35年前、娘が3歳のときに情操教育を試みました。自分では豊かな教育をしていると思っていましたが、娘は血液のアレルギーと言われる血管性紫斑病にかかってしまいました。
倫理の相談を受けると「ご主人を大切にしてね。ご主人のご両親を大切にして、ご自身の親に感謝してください」と言われ、腑に落ちました。
私は、自分の父が嫌いでした。主人の両親には長男嫁として期待しないでほしいと思っていました。愛と感謝の気持ちから遠く離れた私が、情操教育をしようとしていたことに大自然が子供の病気を通して教えてくれたのです。
父に詫びて、主人をよく見つめ、主人の両親を喜ばせることを考えました。それからは、豊かな時間が流れました。娘は、大きなことを教えてくれました。
ここで、素直な心を持ち続けるための実践を3つ紹介します。
1.気が付いたら直ぐする(即行)。気が付いて直ぐにやると心が空になっていく。
2.親に繋がる。親がいない人はいません。親を尊敬し、好意を尽くしましょう。
3.朗らかに笑う。体がリラックスして、本来の自分がでてきます。
素直な心=無心、そして愛と調和と感謝から外れたら大自然が色々な形で教えてくれます。
コロナ禍で色々大変です。このような時だからこそ小さなことに心を込めて喜んでやっていきたいと思います。愛と感謝で日々を過ごしていきましょう。
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