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沖縄県シニア弁論大会~生涯現役!人生これから!~

7月17日(日)、西原町の「さわふじ未来ホール」にて『令和4年度沖縄県シニア弁論大会』が催され、各会から代表の9名が実践報告をしました。

初めの挨拶に、家庭倫理の会沖縄県金城えい子代表が登壇し、「本日は、コロナ禍の中、たくさんの御参加ありがとうございます」とお礼を述べ、「本日は人生の諸先輩方の苦難を乗り越えて来た人生ドラマを拝聴し、最後までお楽しみください」と挨拶しました。

続いて、各会を代表するシニア弁士の皆さんが順次発表に立ちました。

発表の前には、所属の各会のユニークな応援があり、弁士の皆さんは緊張もほぐれた様子で落ち着いて発表していました。

9名の弁士の発表が終わり、4名の審査委員による厳正な審査が行われている間、鈴江章局長による総評がありました。総評後、「てぃんさぐぬ花」を各会の有志が三線を演奏し、弁士・シニア委員長達が合唱しました。

その後、審査発表と表彰式が行われ、最優秀賞に家庭倫理の会豊見城・糸満の新垣喜広さん(79歳)「純粋倫理を学び親の愛に目覚め命煌めく」が選ばれ、新垣さんは涙をにじませ喜びをかみしめていました。

終わりの挨拶に、瑞慶山伸子シニア活動コーディネーターが登壇し、「弁士の皆さん、スタッフの皆さん、感謝と感動で胸がいっぱいです」と言葉を詰まらせながらお礼を述べました。

最後に沖縄中部の山城ウメトさん(100歳)が舞台に登壇し、出演者と一緒に「カチャーシー」を踊り、盛会裏に大会を終了しました。




佐和田弘子さん(78歳)発表


船を購入し借金を抱える自分勝手な主人と離婚。持病の白斑が気になり消極的だった時に倫理と出会い、平成14年に入会し、学ぶようになりました。倫理を学んで、以前は嫌いだった父を許すことが出来るようになり、少しずつ自分らしく色々なことに挑戦できるようになっていきました。

60歳の時にタクシー運転手の免許を取得。生活倫理相談を受け夫と復縁し、泊高等学校(通信制)に通学することを許可してもらうなど、夫に自分の気持ちを伝えることの大切さを感じ、積極的に変っていきました。復縁して1年後に夫は癌で亡くなりましたが、亡くなる1年間は、「夫はこれまでのことを私に詫びるなど、最後には穏やかな夫婦になれたように思います」と振り返ります。現在は、夫に見守られているかのようだと語りました。また、シニア委員長として3年目を終える節目の年に、地域の老人会会長の大役を引き受けるなど、喜んで取り組んでいるとのことでした。

「倫理に出会って積極的な自分に変わることができました。これからも、ありのままの自分を受け入れ、私らしく人生を明るく楽しみます」と希望を与えるメッセージを伝え発表を終えました。


    

総評 倫理研究所生涯局 鈴江章局長


総評では、鈴江章局長が弁士お一人おひとりの内容を振り返り、発表の要点を解説して下さいました。

「9名の弁士のお話を聞いて共通して思うことは、それぞれが絶妙のタイミング(縁)で大事な人(出来事)に出会っていることです。そのチャンスを逃さずに、『常居其全』すべてを良しと受け止めて、その一瞬一瞬に全力で真心を尽くしていく姿勢が人生を切り開いていきます」と9名の弁士を褒め称えました。

また、「本日は、沖縄県にとってとても良い日です。ここにお集まりの皆さんが今日の弁士達のお話を地域へ持ち帰り拡げていくことで、地域を元気づけコロナも吹き飛ばし、多くの人をまた幸せに導いていくことでしょう」とまとめました。

大会終了後、県内から集まった375名の参加者は、喜びと感動の中、新たな倫理普及の意気込みを得て県内各地域へと解散して行きました。




ミニ文化展示会


会場のロビーには、シニアで活躍する会員さんの作品や小学生の子供短歌を紹介する展示会が開催されました。

沖縄中部からは、山城ウメトさん(嘉手納)、大城裕子さん(中北)、山城末子さん(読谷)、金城フサ子さん(登川試行)の作品と小学校短歌クラブの作品を展示しました。




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