今年最初の男性おはよう倫理塾が、1月17日(水)5時から、会事務所にて、15名の参加で開催されました。
講話者は、普及開発東部の川又寿久部長。川又部長は、『万人幸福の栞』の「苦難福門」について、解説をされました。苦難は、危険信号としての情報でもあるとともに、心の不自然さが、現れていると指摘。
苦難を克服した事例として、夫婦と3人の娘さんがいる家族を挙げ、中学生の三女の成績が落ちたことについて、生活倫理相談を受けたというケースを紹介しました。夫は、野球が好きで、子供とキャッチボールをしたいという夢があり、三女が産まれた際、「また娘か」という気持ちを持ったという。その思いを夫が詫びると、娘の心境が変化し、やがて成績も向上していったとのことでした。そして、苦難に遭遇した時は、是非、生活倫理相談を受けてください、と勧められました。また、生活倫理相談士に求められるのは、「明朗」と語り、「明」の字の由来に触れた後、「苦難が来ると、まず明るくなるよう心がけて下さい」と強調しました。
又、川又部長は、法人局で25年間在籍していた中で、100億円の売上目標を持つ会社経営者の体験を紹介。社員が次々に退社して、経営不安に襲われ、倫理経営相談を受けたところ、「奥さんに、不平不満がないか、聞いてみてください」とアドバイスしたとのこと。それを受け早速、就寝前に、3時間も妻の愚痴などを聞く実践を行った。するとパートナーの気持が分かっていなかったことが、理解できたとのことでした。そして、妻に詫び、会社では社員に詫びたという。その結果、辞める社員はいなくなったという。
最後に、倫理の実践について、まずは、くつ箱の整理やカバンの中や車の中の整理などから始めてみると良いでしょうと述べ、身近なことから倫理の実践を始めると、男が磨かれていくでしょうと語り講話を締め括りました。
終了後の懇親会では、会長の手作りのぜんざいと事務長の手作りの大根の漬物を頂きながら、和やかに感想を述べ合いました。
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