令和4年12月18日(日)うるま市民芸術劇場の響ホールにて、沖縄県復帰50周年記念 感謝報告会が寒空の中、633名の参加者が集まり盛会裏に終えることができました。
県内9つの会を代表して、6名の報告者が演台に立ち、夫婦の問題、金銭の問題、子育ての問題など、様々な苦難を乗り越えた実践報告を行いました。会場からは、報告者の発表にうなずきながらも時に涙し、苦難を乗り越えた体験に惜しみない拍手が送られました。
会員の実体験による感謝報告に、終了後も来場の方々は満足げな表情でロビーを埋め尽くし興奮冷めやまぬ有意義な感謝報告会となりました。
《オープニング》
オープニングでは、琉球舞踊「上り口説」(ぬぅぶいくどぅち)が、演舞され、独特の講演会が始まりました。
《代表あいさつ》
続いてあいさつに立った家庭倫理の会沖縄県の金城えい子代表は、沖縄復帰50周年を記念しての感謝報告会へ来場のお礼を述べ、「昭和34年に伊志嶺整形外科でスタートした『朝の集い』が、昭和、平成、令和と時代が進む中で、沖縄の倫理運動は発展してきました。これもひとえに会員の皆様のご尽力の賜物です。今後とも、行政や教育関係者、地域団体と共に力を合わせて『家庭を良くする活動』に取り組んで参ります。皆さまのご協力をお願い申し上げます」と挨拶しました。
途中、金城代表は、来場の倫理会員でもあります沖縄県照屋義実副知事を演壇に招き、挨拶をお願いしました。
《来賓挨拶》
来賓挨拶には、うるま市教育委員会の嘉手苅弘美教育長が立ち、「ようこそ、うるま市へ」と歓迎のあと、風光明媚なうるま市を紹介しながら、『和顔愛語』の言葉を引用し、「相手を思いやる言葉、自分から先手で挨拶することが大切です」と、人づくりの教育指針を掲げ、倫理活動に敬意を示し、今後の家庭や地域活動へのご尽力を期待しますと来賓のご挨拶を頂きました。
《実践報告》
実践報告には沖縄県の9つの会を代表して、6名の会員の感謝報告がありました。
家庭倫理の会沖縄中部からは、M夫妻が「家庭崩壊の危機を乗り越えて」をテーマに発表を行いました。
実践報告の中間に、家庭倫理の会那覇市のMさんによる二胡演奏があり、『涙そうそう』曲のしっとりとした音色が会場をやさしく包み込んだ。
《講演》
一般社団法人倫理研究所 生涯局の鈴江章局長が演台に立ち、『人は鏡、万象は我が師』と夫婦・親子・交友について分かりやすい講話がありました。自分の心の中にないものは他人には映らない、何か苦難があれば、それを自分の問題としてとらえ、正面から自分の内面に向き合うことが大切ですと解説した。
また、宿命・運命・使命を過去・現在・未来と捉え、宿命(過去)に対しては恩意識で受け止め、使命(未来)に対しては希望を持って向かう、そこから運命(現在)が導かれ開けてくる。日常の実践としては、挨拶・返事・即行・約束・後始末の実践をあげ、そこから決断力、判断力、直観力が磨かれてきますと日常実践の大切さを講話した。
《フィナーレ》
うるま市立与勝中学校マーチングバンド部による「マーチング演奏」がありました。
舞台いっぱいに広がり楽器を演奏しながら縦横無尽に隊形移動し、溌剌とした圧巻の演奏に、会場からは「ブラボー!」の声もあがり、最高の盛り上がりの中、感謝報告会を終了しました。
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