6月23日(木)浦添市のアイム・ユニバースてだこ小ホールにて、家庭倫理の会沖縄県結RIN子育てセミナー発表会が開催されました
金城えい子県代表挨拶
金城えい子県代表より「子育て委員の皆さんが、子育てセミナーに参加してこんなに元気になり子育てが楽しくなりましたという思いをお伝えしたくて、お仕事や子育てのあるなか一生懸命取り組んできました。最後までお聞きください」と挨拶がありました。
実践報告
各会から4名の実践報告があり、沖縄中部からは、Kさんが「親も子もともに自分らしく生きるホームエデュケーションという選択肢」と題して報告をしました。
Kさんは、夫と7歳の娘と4歳の息子の4人家族で、2019年にニュージーランドから沖縄へ引越されました。子供が生まれて周りに頼れる身内も居なく、文化や習慣が違う異国の地で育児をするのは大変だったそうです。
2人の子供は、発達障害の特性から好きなものへのこだわりや気持ちの切り替えの難しさや、大きな音や声が苦手の感覚過敏があり、はじめは幼稚園に通っていましたが、徐々に自分らしさが無くなって、夫と相談し退園することにしました。その後、病院で場面緘黙症(ばめんかんもくしょう)と診断されました。
海外では、学校以外に多様な学びの選択肢があります。その中で、家庭を拠点とするホームエデュケーションという教育方法を選択しました。両親も理解してサポートをしてくれます。
学校に行くことが当たり前の日本で、学校に行かない選択をすることはとても勇気のいる決断でした。子供達の元気な姿を見て学校に行かないことをネガティブにとらえる必要はないと思っています。娘の症状も少しずつですが良くなっています。これからも夫婦でよく話し合い協力し、子供達の成長を見守っていきたいと思いますと報告されました。
講話 生涯局 鈴江章局長
初めに、「慰霊の日ということで早朝に平和の礎へ行かれ、24万人近くの方が刻まれた礎を前に、今を生きる私たちが、命を決して無駄にはせずに皆さんの思いをしっかりと抱いて子供達を必ず幸せにしてみせるという決意ができる一日になると思いました」と話されました。
続いて、ご自身の子育ての経験と共に4名の発表者の解説をされました。
最後に「これからの沖縄の未来を担う子供達一人一人の個性をしっかり伸ばすのに倫理の勉強はとても役に立つかと思います。慰霊の日というとても尊い日にこうして皆さんと学びが深められたことを嬉しく思います」と締めました。
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