丸山敏秋理事長による家庭倫理の会沖縄県特別研修が令和3年7月11日(日)にモーリアクラシック沖縄迎賓館にて行われ、286名の会員が参加されました。
初めに、金城えい子顧問が壇上に立ち、「本日は本来なら講演会『未来教育フォーラムin沖縄』を予定していましたが県の自粛期間の延長に伴いフォーラムは延期となってしまいました。しかし、丸山理事長の計らいで沖縄県だけ特別に会員を対象に研修会を行う運びとなりました。皆さん、丸山理事長へ心からありがとうございますと言ってお迎えしましょう」と挨拶しました。
続いて講話では、「感染症の猛威と倫理運動の使命」をテーマに90分間お一人で話されました。
我々は大変動、大転換の時代に生きています。コロナウイルスの猛威で世界は鎖国状態となり経済的損失は大きく、心の傷も深いです。しかしながら日本や東アジアの感染率は極めて低く、問題の本質はインフォデミック(インフォメーション(情報)とエピデミック(疫病などの流行)からなる造語)にあると“恐怖ウィルス”の広がりに警鐘を鳴らしました。
コロナ禍が1年余り続いて強く思うこととして
①エビデンス(根拠・証拠)を示した説明が乏しい
②不安を煽るマスメディアの影響力が大きい
③自分の頭で考えて行動できる人が少ない
④日本の医療体制は意外にずさん
⑤肝心なのは各自が免疫力を高めること
の5つをあげ、コロナに対しては「前向きに明るく朗らかな心で、“正しく恐れる”こと」が大事と伝えました。
人間の価値観が変わらなければ新しい時代・文明を築くのは困難である。倫理運動は価値観の変革をもたらす「人生神劇の自覚が精神革命であり、この実践が人間革命である」と創始者丸山敏雄の言葉を引用し講話の前半をまとめました。
講話の後半では、倫理運動に大事な「実践と普及」について述べ、実践体験者が少なくなってきた理由として
①理屈なしで実践できる人間が乏しくなった
②苦難を適度に紛らわせる方法が世の中に氾濫している
と問題点を指摘し“実践”の大切さを訴えました。
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