令和5年7月30日(日)10時~11時30分、結婚式場N.B.Cにて、家庭倫理の会沖縄中部主催『令和5年度 家庭倫理講演会』が開催されました。参加者は246名(未会員56名)で、コロナ禍で様々な行事が制限される中、沖縄中部では5年ぶりの開催となりました。
日高二香会長挨拶
初めに主催者を代表して日高二香会長が挨拶に立ち、激動の時代と言われる昨今において家庭教育の重要性と家庭倫理の会の必要性を述べ、本講演会のご後援を頂いた各自治体、教育関係団体、そしてご来場の皆様へお礼を申し上げ挨拶を述べました。
平田嗣巳副市長来賓挨拶
続いて、来賓を代表して沖縄市の平田嗣巳副市長が演壇に立ち、「子育てを支える環境や、家庭教育はすべての教育の基礎となります。家庭倫理の会の活躍を期待し、更なる発展を祈念いたします」と挨拶しました。
実践報告
実践報告に読谷支部のYさんが演壇に立ち、「苦難が教えてくれたこと」と題して体験報告をしました。学生時代に父が脳出血で倒れ、事業の借金に苦しむ生活の中、後遺症の痛みでイライラして暴れる父が大嫌いだったそうです。そんな時、母が出会った倫理の学びのおかげで苦難を受けとめることができ、家庭も穏やかに変っていきました。Yさんも倫理を一緒に学ぶうちに父へのわだかまりが解け、念願だった花嫁姿を父へ見せることができました。また、自分に起きた苦難が父の不自由な身体の辛さに気づかせてくれたと言います。現在は、マイホームを新築し、娘と母と一緒に暮らしています。Yさんは「主人が私の母と同居してくれたことにほんとうに感謝しています。倫理の学びに出会えたことに感謝し、これからも和やかな家庭づくりの実践に取り組んでいきます」と体験報告を結びました。
講話;中島康弘主席
講話では、一般社団法人 倫理研究所生涯局普及開発部の中島康弘主席が演壇に立ち、倫理研究所を紹介しながら、「今回の講演が日常の困ったことの解決や生活を良くするヒントになれば幸いに思いますと講話が始まりました。
初めに中学生が書いたという「あるバッタの話」で例え話を紹介し、ユーモアたっぷりに聴衆を惹き付けた。 続いて、スクリーンに「家庭の力」を強くする5つのポイントを解説し、家族の①「結束力」、②「共感力」、③「忍耐力」、④「思考力」、⑤「実行力」をあげ、事例を交えながら、具体的な実践方法をわかりやすく解説しました。
また、自らの難病の体験を明かし、医学では難病でも、倫理では「わがまま」に気づくことが大切と述べた。 そして、親子・夫婦の愛和の大切さを説明し「家庭のちから」を強くする秘訣を解説した。 最後に、以前講演会に参加したある学校の校長先生のお礼の感想文を紹介し、自ら実践することの大切さを強調して講話を終了した。
講演会終了後、とても有意義な講演会でしたとの感想の声が多くありました。
後援
沖縄市/北谷町/嘉手納町/読谷村/北中城村/中城村/沖縄市教育委員会/北谷町教育委員会/嘉手納町教育委員会/読谷村教育委員会/中城村教育委員会
沖縄市PTA連合会/北谷町PTA連合会/嘉手納町PTA連合会/読谷村PTA連合会/北中城村父母教師会連合会/中城村PTA連合会
アンケート(抜粋)
久しぶりの講演会を聞きました。良かったです。ありがとうの言葉をかけることで生活が変わった、生活が明るくなった、との話が印象的でした。(50代女性・会員)
印象に残ったのは体験からの講話です。心が先を実感しました。「ありがとう」を多く実践します。(80代女性・会員)
今の自分の家のことを話されたような気持ちです。びっくりです。(70代女性・会員)
家庭を良くするために自分自身の目標を立てて、小さい事から実践していこうと思いました。ありがとうございました。(40代女性・未会員)
家庭を明るくする倫理は、やっぱり素晴らしいです。実践は本当にすごいなぁと思いました。素晴らしい講演会で又、参加したいです。(60代女性・未会員)
久しぶりの講演会の開催、おめでとうございます。お誘いしてくださった友人に感謝致します。本日の実践報告、中島講師のお話、とても良かったです。ありがとうございます。(60代女性・未会員)
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