6月12日(日)、10時から中の町公民館にてミニ家庭倫理講演会が開催された。
最初に、日高二香会長が挨拶を行い、家庭倫理の会の活動のあらまし等を紹介された。
その後、M夫妻(都屋支部)による「離婚危機を乗り越え、今ある幸せに感謝」というテーマの実践報告があった。
先ず、妻のMさんは「夫のギャンブル依存を知った後は、毎日泣き、眠れない日々を過ごしていた」と涙を流しながら話された。K講師に生活倫理相談を受けた際、「このままでは『負の連鎖』が続きますよ」と言われ、倫理の実践や夫に詫びる実践を行った。すると、ギャンブル通いが止み、夫妻の仲も良くなっていったという。また、父を嫌っていたことを反省し、父にも詫びる実践を重ねたと報告。
続いて、夫のMさんが発表。ギャンブル依存状態で、離婚寸前だったこと。その後、おはよう倫理塾に夫婦で通えるようになったこと。妻から『ごめんなさい』と詫びを言われたことに、はっと目が覚めてギャンブルからも縁を切ることができるようになったこと等を述べた。
また、長男が、大学編入試験に合格。卒業後は、理学療法士として希望の職種に就職でき、次男・三男も順調にそれぞれの道を歩んでいると話された。
最後に、夫婦の危機を乗り越えられたのは、倫理や会友のおかげですと結んだ。
続いて、鈴江章局長による解説や講話が行われた。局長は、控室でのエピソードを交えながら、実さんの15年のギャンブル生活に終止符を打つことができた理由を、3点述べられた。①生活倫理相談でのK講師からの「負の連鎖」の言葉に、大変な危機感を覚えたこと②子を思う母親としての深い愛情③夫のギャンブル依存の責任の一端は、自分にもあるとの自覚から夫に詫びを入れたこと、と指摘。
そして、「負の連鎖」の危機は、倫理の学びや実践によって「正の連鎖」へと変換し、徳となって家族は守られていくと解説。
更に、過去と現在と未来について、先ず宿命を受け入れることが「負の連鎖」を食い止めるうえでポイントになると付け加えた。
最後に、人を喜ばせる、人を助ける等が徳積みになる。徳積みの第一歩は、「ありがとう」の言葉を、回りの人に声掛けすることから始めると良いと述べ講話を締めくくった。
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