5月15日(土)瀬名波公民館にて開催されました。参加者37名。
初めに読谷支部長による挨拶があり、「コロナ禍で自粛している間に自分を見つめ直して、コロナの状況が終わった時に違う自分に変われるきっかけになればと思い企画しました」と話されました。
日本人としての誇りをもつ
続いて、喜納康光講師は、自己紹介とご自身の思いを話されました。倫理法人会に平成4年に入会。読谷・嘉手納のニライ倫理法人会の設立実行委員会を立ち上げて2年ほど読谷を駆け回っていたので、読谷は心地よい身近な感じがします。
33年間塾を経営していて思うことは、塾に期待されることは、合格させられるか、成績を上げられるかです。大企業の社長や役員、司法試験に合格する人達が合格している大学はほとんど同じ。一流といわれている大学はこういう理由があるから一流と言われている。そういった大学に合格させられる塾は評価される。
今年、東大に合格した生徒がいたことで、ほとんどの大学に合格させることができるようになった。しかし、日本をリードするリーダー達が頭はいいけど心が違うところに向いていたらあまりいい結果がでていない。難関大学に通すことができるようになってきて、頭がいいだけではだめで人としての誇り、日本人としての誇りをもってほしいと思うようになった。
家庭倫理の会のおはよう倫理塾に通ったが、若い人、子供たちが見られなかった。そこで、家庭倫理の会が主催する若いお母さんや子供たちに伝える場で講演することが沖縄のためになるという思いで話をします。
ほとんどが潜在意識にコントロールされている
講話は、「人間は魔法が使える」という言葉から始まりました。魔法の使い方がうまい人とうまくない人がいる。
肉体を動かしているのは脳であり、意識が脳を動かし体を動かす。意識には顕在意識と潜在意識がある。魔法を使おうと思うのであれば、まず潜在意識があることを知らなければならない。潜在意識が動き出すと自分では思っていない結果を作り出す。私たちのほとんどの行動は、考えないで無意識で動いている。つまり、ほとんどが潜在意識にコントロールされていることになる。人間を突き動かす意識は、顕在意識が5%で潜在意識は95%と言われている。潜在意識に何を入れるかが重要になってくる。
潜在意識には、心理障壁があり、イメージ・感性・直観・ひらめきをつかさどる右脳からしか開かないといわれている。普段は意識が分散するβ波で生活しているが、集中しているときや夜寝るとき、朝起きてすぐにα波になる。このα波のときに扉は開いて潜在意識に入る。受験生が合格した姿、合格したときのお祝いをイメージするよう心掛ける。お母さんは合格した時の具体的なお祝いの状況や、合格した学校で行う学園祭の話など子供がイメージしやすいように会話したほうがいい。そうすると子供は勝手に想像しわくわくする。潜在意識に入ると何も言わなくても勉強するようになってくる。これが潜在意識の働きですので、α波のときにイメージすることが大切です。
潜在意識にいれるべきもの
目標を持つときに
①健康、②仕事、③家庭、④趣味、⑤財産(お金だけでなく友達・経験等)、⑥教養
この6つを持つのを忘れないほうが良い。何かが欠けてそこに意識が行ってしまうと、全体が悪くなってしまう。まんべんなく全部を良いところに向かうよう意識を持って行ったほうが良い。6つが良い状態に包まれているときに幸せであると思う。
私は、未来の年表を作るようにしている。これを書く際に、自分の本当にほしいものを書き出す必要がある。まずは、思いついたことを全部書く。これを基に年表を書こうとすると全部は入らない。そうすると本当に欲しいものだけを書いて、いらない物は捨てる。自分が宝だと思っていた物が本当はゴミだったことに気づく。本当に自分に必要かと思う。
本当に自分に必要なことが年表の中に並んでいく。この目標が実現するイメージを潜在意識の中に落とし込んでいく。本当にほしいものがでてくると潜在意識にいれるべきものが見えてくる。
明朗の心、一日一分も曇らしてはならぬのは、人の心である。
曇っている心を潜在意識にいれてしまうと人は良くない行動をしてしまう。
私は「ほんとうに一日一日ときめいていますか」と意識している。心を曇らせない実践を心掛けているし、大切なことと思っている。
皆さん、わくわくするために年表を書いてください。また、帰ったらお子さん、お孫さんに是非、潜在意識の使い方の話をしてください。
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